もくじ
日本画の額縁の選び方は?額の種類とおすすめショップ(店舗/通販)解説します!
こんにちは、日本画家の酢田こいちです。
今回は、日本画の額の選び方
そしておすすめの額縁店を店舗と
オンライン通販のどちらもご紹介していきます。
たくさんのショップや額の形、サイズや素材があるので、
楽しく選べるようにこの記事を参考にぜひ額装にしてみてくださいね。
日本画といえば、
掛け軸や襖絵、屏風が美術館では見られます。
また、現代では木枠やパネルに張られた絹や
和紙の作品が多く展示され一般的ですが
それだけでなく様々な形態の日本画作品が存在しています。
例えば、色紙や木の板にそのまま描かれた板絵(いたえ)
麻布などに描かれたものもあります。
絵の具やメディウムが発達している現代では
たくさんのものに描くことができるようになっています。
そこで今回は、
あなたのお気に入りの作品や
自分の作品を額装できるように
それぞれの作品形態に合う額の選び方を詳しくお伝えしたいと思います!
作品の素材を知る
日本画の額を選ぶには、
まず額装したい作品が
何でできているかを確認します。
日本画で一般的なのは、
1:木製パネルに和紙を貼ったもの
2:木枠にシルク(絹)を張ったもの
以上2種類ですが
そのほか色紙、短冊、和紙そのまま、麻布などに描かれている作品もあります。
あなたが額装したい作品の素材を確認してみましょう。
木枠、木製パネルはすぐにわかるかと思います。
サイズの確認
次に、サイズを確認してみましょう。
購入した作品の場合の確認方法は
パネルの裏や同封された作品証明書に素材やサイズが描かれていることが多いです。
ない場合は目視と、定規などでサイズを測ってみましょう。
サイズを測ってみてみる場合には、
タテヨコ+幅(厚み)を測ると額装のしやすさレベルが上がります。
また、作品がパネルに張られているタイプの場合には
規定サイズかどうか確認するとスムーズです。
確認の方法は少し下にまとめたのでスクロールしてみてみてください。
自分の作品を額装したい方についても同様に
タテヨコ+幅(厚み)の全てを測ります。
パネルや布など購入したものであれば
サイズに加えて素材なども
購入履歴やレシート等から確認してメモをしておくと良いでしょう。
作品が規定サイズかどうか確認する方法
規定サイズかどうか確認する方法は、測ったサイズを厚みを抜いて検索にかけます。
例えば、333×242mm(厚み20mm)の場合
検索窓には「333×242mm 絵画 サイズ」
などのように入れてあげると規定サイズかどうかが確認できます。
木製パネルを額装するとき
油彩額から選ぶと、デザインや色種類も豊富で
規定サイズのパネルなら幅広くあります。
日本画用額というものもあるので、
シンプルで高級感がある額がお好みの方はぜひみてみてください。
色紙や短冊など厚紙程度を額装するとき
色紙は規定サイズであれば色紙用の額縁が販売してあります。
額装したい色紙が規定サイズ外で、
ない場合はオーダーで作ることができます。
和紙、水彩紙を額装するとき
水彩用の額、デッサン用の額、
サイズによってはフォトフレームを使えることもあります。
基本的に紙で薄いので
ポスターフレームなども使えますし
一番種類が豊富かもしれません。
どんな額にも共通:額縁の表面(ガラス、アクリル板)について
アンティークなどの古い額や、
安い額にはガラスが入っていることが多いです。
ガラスは、さっと拭けて
【実店舗編】額縁を選ぶときのポイント
実店舗で額装をお願いするときの流れ
1:作品を持っていく
心配事や大きな作品の場合は直接持っていくのか、
郵送なのか、額装可能かを事前に電話等で確認しましょう。
2 :相談しながら額縁を選ぶ
販売員の方や、担当の方にイメージや色を伝えて
それに合うものをいくつか持ってきてもらい選んでいきます。
3 :作品を預ける
額が決まったら作品を預けて、いつできるかなどスケジュール確認をします。
4:お会計
お会計はその場で済ますこともあれば、
作品の受け渡しの時に後払いすることもあります。
お店によって違うので心配な方は確認しておくか、
多めにお財布に入れておきましょう。
事前確認した方が良い場面
規格サイズ外の作品の場合も、
規格サイズの場合にも
持っていけるサイズの作品の場合には持っていって
実際に額縁と合わせながら決めたほうがスムーズです。
持っていけないサイズの場合は、
事前に電話などで連絡してサイズをお伝えし
どのような対応をしていただけるか確認しましょう。
大きい作品は持っていくのも大変ですし、
対応してもらえないとなった場合二度手間になるので
必ず事前確認をしましょう。
小さなサイズでも、何か不安があったり
心配なことがある場合には事前に確認することをおすすめします。
以下に聞き方の例を挙げておきます。
あくまで一例ですので参考程度にお考えくださいね。
「そちらで額装をお願いしたいと考えていて、
OOcm×OOcmの大きさ(もし追加で特徴的な素材や装飾などがある場合はお伝えする)
なんですが、可能でしょうか?」
このように聞くと対応可能かどうか考えていただけますので
よければ活用してみてくださいね。
【実店舗】額縁を選ぶときのポイント
オンライン通販で額縁を選ぶときには
実店舗と違う点は、
購入した額に自分で作品を額装するということです。
額装サービスはありますが「額を購入する」ことに加えて
プラスアルファで「額装をお願いする」行為が発生するので注意です。
作品を送って額装してもらうサービスは
基本有償になることが多いですし、手間がより増えてしまうので
自分で綺麗に額装できるタイプの額であれば
自分で額装することをおすすめします。
オンライン通販もやっていて、
実店舗があるような大きな額屋さんは
届いたものを持っていって額装してもらえる場合もあります。
クリアボックスタイプの額や、
浮かし額と言われる
背面の板にネジでがっつり固定するような額は
【実店舗】おすすめの額縁ショップ3選
実店舗に観にいくメリットは
規格サイズですでにできたものを選ぶ時に
素材感や色味など確認できるところです。
すでにできたものは比較的安価で使いやすいデザインのものが多いです。
実店舗では細かなオーダーもでき、
自分の好みのものや
作品にぴったり合うものを作ることができます。
オーダーは基本的にお値段は高めですが
自分の世界観を学にも反映できるので魅力的です。
関東
画材はオンラインも取り扱いがありますが、
私が確認したタイミングではオンラインに在庫はなく
額縁は実店舗で見ていただく方が良いでしょう。
実店舗では相談に乗っていただきながら選んでいくことができるのでおすすめです。
店舗によっては
すでに出来上がっている額縁販売してあり、
自分で選んで購入することもできます。
すでにできているものでサイズがない場合はぜひ聞いてみてください。
また、新宿店本店では額縁専用のフロアがあり、
店員さんとじっくり話しながら額のオーダーができます。
関西
こちらは、大阪市内であれば
そちらに訪問して額縁を一緒に考えてくれるサービスをしている額縁店です。
ホームページでも細かく説明がありとても親切です。
【オンライン】おすすめの額縁ショップ3選
オンラインのメリットは
なんといっても住まいがどの地域の方でも
額を手に入れられることですよね。
そんな便利なオンライン通販ですが
額縁を選ぶ際に注意するポイントがあります。
それは喪ニーターで見るいろと実物との違いです。
もちろんサイズを自分で確認したり
額装を自分ですることも考えなければいけないのですが
ある程度モニターで見る写真と
実物の色味に差がつくことを覚えておくと
失敗しづらいのではないかなと思います。
こちらはオーダーメイド、
絵画、写真などさまざまな用途で額を作れます。
サイズから探したり、用途別から探せたりできるので
見やすく選びやすいオンラインショップです。
こちらは額縁シミュレーターという
自分の作品がどんな額にマッチするのか
シミュレートしてくれる機能を後悔しているショップです。
このシミュレート機能でマッチした額を買えたり
オーダーカスタムなどもできるようです。
自宅でも、どこにいても作品に合う額縁を選べてとても便利です。
こちらは色味や用途から額縁を探せて
規格サイズであれば掘り出し品や、アウトレットなどもあり
学生や額のお値段を抑えたい方にはぴったりです。
まとめ
あなたの作品やお気に入りの作品に合う額装方法は見つかりましたか?
それぞれの作品形態にマッチした額装方法があります。
また、ガラスやプラスチック、UVカットアクリルなど
展示方法に加えて
作品保存、保管方法の観点からも
素材を選んで美しく額装できるとベストですね。
額そのものを選ぶ際にも色や形、
厚みなど迷うことがたくさんあるかと思います。
そんな時はぜひご紹介した額装シュミレーターや
作品と額のマッチを確認できる機能を使って
自分の作品にピッタリ合う額を選んでみてください。
素敵な作品をより輝かせることのできる額に出会えますように。
それでは素敵な日本画ライフを!
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