ファブリックパネル、木製パネルを壁掛けする方法は?パネルの処理や必要な道具について解説します!

ファブリックパネル、木製パネルを壁掛けする方法は?

こんにちは、日本画家の酢田こいちです。

 

今回は日本画でよく使う木製パネルや

インテリアでも使われる

ファブリックパネルを壁にかけるときの

パネルの裏面の処理について解説していきます。

 

展覧会で額に入れずにパネルそのままで展示したい方や、

おうちでファブリックパネルを自作して

壁にかけて飾りたいのに

パネル裏の処理をどうしたら良いかわからない方必見です!

 

額装しなくても簡単に

壁にかけて飾れるようになるので

覚えておいて損はないと思いますよ!

 

用意するもの

必要なものは4つです。ハサミ、キリ、ヒートン(先が輪っかになっているネジ)、紐(額用などが望ましい)を用意してください。

ハサミ/キリ(目打ちなど穴が開けられればなんでもOK)

ヒートン 

 

(額用紐や耐久性のあるもの)

 

 

おすすめヒートンの選び方(サイズ/色/形)

ヒートンにはサイズ、色、形があります。

ちなみにおすすめのヒートンはこちらです。

https://amzn.asia/d/iAC23z9

楽天などのオンライン、ホームセンター等でも売っています。

 

自分で選びたい方、どんなふうに選んだらいいか

わからない方は下へお進みください。

くわしく解説していきます。


ヒートンのサイズ

まずはヒートンのサイズです。

ヒートンのサイズは

先の輪っかの大きさ(輪の内側の広さ)、

ネジ部分の長さ、

この2か所を合わせた直径を見ると

失敗しづらいです。

おすすめするものはこちらのような↓

https://amzn.asia/d/iAC23z9

全体がしっかりとした少し太めのものです。

具体的には

木パネルの枠部分が2~3cmほどであれば

ヒートンは17.5mm~21.0mmのものが

つけやすいです。

 

あまり選ばない方が良いタイプのヒートンは

ハンドメイド用と記載のあるものや

たくさん入っているような写真、

ヒートンそのものの写真でネジ部分が細い

直径が小さく、先の輪っかも小さく

内側も狭いものです。

こういったものを選んでしまうと

せっかく紐を用意しても通りづらい

または紐が全く通らない

ということになってしまいます。


ヒートンの形

結論から先に言うと

木パネルを壁に飾りたい方は

必ず、先が輪っかになっているタイプのヒートンを選びましょう!

 

ヒートンには2種類の形があります。

タイプ1 完全に先が輪っかになっているタイプ

このタイプがおすすめです。

サイズをきちんと選んでおけば

紐も通りますし、

何かの拍子で紐が抜けたりすることもありません。

タイプ2  輪っかでなく、フックのようになっているタイプ

このフックタイプのヒートンは

ヒートンと検索すると

輪っかタイプと一緒になって出てきますし

お店でも大体同じようなところにおいてあります。

 

ですが木パネルを飾りたい人がこれを選ぶと大変です。

フックタイプでも

頑張れば紐を取り付けることはできるかもしれませんが

気がついたら紐が外れて

パネルも床に落ちている

なんてことになりかねません。

 


ヒートンの色

飾る木の色や、お好みで決めてください。

ヒートンの色は、メーカーにもよりますが

大体 金、真鍮、銀あたりの色味が多いです。

 

おすすめ紐の選び方(長さ/幅/素材)

手っ取り早く決めたい方はこれです

福井金属工芸 平ヒモ 7mm 3m F-0263

額用紐(amazon)

楽天にも売ってます。

丈夫ですし、こちらは平紐タイプですが

丸紐タイプもあるのでお好みで選んでみてください。

個人的にはしっかりギュッと

絞められるので平紐タイプを推してます。

 

ヒートンに通す紐は長さ、幅、素材

この3つから選ぶことができます。


長さ

2メートルから4メートルのものが多いです。

巻きが多いとそれ以上のものもあります。

 

壁に飾りたいものが小さい、

もしくは大きくても一つくらいしかない場合には

2メートルのものがおすすめです。

 

初めての方でたくさん飾りたい方は

いきなり同じものを4メートルほど、

多めに買うのも良いですが

違う種類のもの、例えば

一つは丸紐2メートル

もう一つは平紐2メートルなど

お試しで自分に合うものを探すのも良いでしょう。

 


紐の幅は2mmほどから1cmのものまであります。

丸紐の場合はだいたい3mmくらいのものが多く

平紐は太く1cmのものもあります。

どのサイズのヒートンを使っているか確認しながら決めてください。

 


素材

多くのものがナイロンでできています。

今回の方法では

ナイロンでできた単なるひもでの処理方法ですが、

額用紐の中には、

ワイヤーの入った紐もあるので気をつけて見てみてください。

 

耐久重量も記載があるので、忘れずにチェックしましょう。

①キリで穴を開ける

木枠の内側にキリで穴を開けます。

この穴を開ける位置は

大体真ん中より少し上くらいがおすすめです。

このあとこの穴にヒートンをねじ込んで装着し

ヒートンに紐を通して

壁にかける時のバランスを決める一番初めの工程になるので

位置決めはとても大事です。

 

②ヒートンを装着する

 

キリで穴を開けることができたら

次はヒートンを穴にねじこみ装着します。

パネルを立ててヒートンを回しながら押し込んでいきます。

押し込みやすい位置に移動させながら

でぜんぶで2か所装着します。

 

③紐を通す

紐をパネルの横幅2倍+5センチくらいの長さに

ハサミでカットします。

紐を通す際は真ん中で二つに折ってから

片側のヒートンに通します。

 

④紐の結ぶ

 

この紐の結び方は額縁にも応用できるので、

覚えておくと便利です。

①紐を飾りたいパネルの長さより2倍と少しプラス5〜10cmほどの長さをとります。

 

②片方のヒートンに紐を通します。

今回は左側のヒートンを使います。

 

真ん中で2つに折った状態で通し、

輪ができるのでそこに端の2本を通します。

 

一つここで結び目ができました。

 

③次に反対側(ここでは右側)のヒートンを使います。

ここに端から2本紐を通します。

 

通したらまた輪を作って結び目を作ります。

右と左に一つずつ結び目がある状態です。

④右側の下部分に結び目をもう一つ作ります。

片結びでOKです。

 

⑤これで完成です

 

まとめ

ヒートンのサイズ、紐の幅と長さ、

ヒートンをつけるパネルの位置

紐の結び方等を紹介してきました。

 

この方法は覚えてしまえば楽ですし

今後も使えます。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。

それでは素敵なアートライフを。

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