【日本画】チャコペーパーとは?どこで買える?カンタンな使い方を解説!

今回は「チャコペーパー」について使い方や、どこで買うことができるかをわかりやすく解説していきます!

今回ご紹介していくチャコペーパーの使い方は主に日本画で用いられることが多いのではないでしょうか?

水彩画を描く方も使用する場面がありそうです。

日本画では転写紙のことを「念紙(ねんし)」と呼ぶことがあります。

私も日本画を描く際に愛用していますが、一般的にはあまり馴染みがないように思えます。

チャコペーパーというと手芸や洋裁などしている方は布への使い方を思い浮かべるかと思いますが、今回は下図を和紙や絹に写す方法になります。

一般に浸透している転写紙といえば、油性転写紙の「カーボン紙」

こちらは小学校の図工や中学校の美術などでも使われている印象があります。私個人も昔使ったことがあるような記憶があり、なんとなくどんなものか想像できる方も多いのではないでしょうか。

では、チャコペーパーとはどんなものなのか見ていきましょう!

チャコペーパーとは?

チャコペーパーは、転写紙という紙の種類になります。

水性の転写紙のため写した線に水につけると消えてしまいます。

プリント用紙などとは異なり、かなり薄いので破れやすく扱う際には注意が必要です。

また、裏表がありますのできちんと確認してから使うことをおすすめします。

 

支持体側につく面は触ると粉っぽく、見た目は光沢のないマットな質感になっています。

反対に、下図を上から重ねる側はツルっとしていて光沢感のある質感です。

今回解説に使用するチャコペーパーは片面転写の

「転写紙 スーパーチャコペーパー(440mm×1m)ブルー」(メーカー:チャコペーパー)

https://www.yumegazai.com/Product/bn-6304011?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=max&gclid=Cj0KCQiAzeSdBhC4ARIsACj36uEt_zx1Iz1thoIbyiud9PIwN_Q274kZF6-KpDJdeXhyYSZ8AVIq1YIaAjOqEALw_wcB

こちらを使っていきます。

こちらは使い勝手も良く綺麗に転写できるので、どんなものを買えば良いかわからない方や

上記のものとは違う転写紙を使用してあまり転写がうまくいかなかった経験がある方にもおすすめです。

ブルーが見づらく違う色が良い方はグレーも販売されているようなのでご参考までに

https://www.amazon.co.jp/dp/B001TSP912?ref_=cm_sw_r_apin_dp_H5HF1D8TXEMXA3J0J23Q

 

チャコペーパーの使い方

用意するもの

・スーパーチャコペーパー

・文鎮などの重しまたはマスキングテープ

・ハサミ、ペーパーカッター

・下図

・支持体

・ペンまたは色鉛筆

 

1.パッケージから出したチャコペーパーをハサミなどで使いたい大きさにカットします。

この時に裏表を確認します。

触って粉っぽい、見た目がマットな面を下に(支持体につく側)、ツルッとした光沢のある面が上です。

 

2.カットしたチャコペーパーを支持体(和紙を貼ったパネルや絹)の上にのせ、その上から写したい図の描かれた紙をのせます。

3.支持体と下図がずれないように邪魔にならないところに重しを置くなどして軽く固定します。

チャコペーパーは支持体と下図の間にスッと入れ込むイメージで置きます。

転写する範囲やサイズにもよりますが、固定する時にマスキングテープを使うことができます。

使う際には粘着力の強くないテープを選び、

テープを貼っても支持体や画面に影響がないところ、

もしくは影響があっても問題ない、見えない場所を見つけて貼ります。

4.ペンなどで下図の線を少し強めの筆圧でなぞります。なぞった部分がわかるように下図とは違う色の色鉛筆やカラーペンを使うのもおすすめです。

うまく転写できているか確認したい時は、ずれないように注意しながら下図とチャコペーパーを少しめくって確認します。

5.全てなぞり終えたら、固定部分を全てはずす前にもう一度めくって転写できているか確認します。できていればそのまま固定部分をはずして転写は完了です。

6.転写後は、水をこぼしたり汗をかいた手などで触れないようにします。

作品の大きさにもよりますが、クリアファイルなど撥水性のあるものを上にそっと置いておくと事故防止になります。

チャコペーパーの買える場所

チャコペーパーの買えるところはネット通販系だとAmazon、楽天、ヨドバシカメラの他世界堂、ゆめ画材などです。

実店舗は世界堂、カワチ画材などの画材屋さんの日本画コーナーに取り扱っていることが多いです。

日本画用に使われるのは「デザイン用」のチャコペーパーです。チャコペーパーと一言で調べると裁縫用など種類がたくさん出てきますのでご注意ください。

【まとめ】

チャコペーパーは水性の転写紙で、紙や布に好きな図柄をそのまま写し描くことができます。

特におすすめのチャコペーパーは

「転写紙 スーパーチャコペーパー(440mm×1m)ブルー」(メーカー:チャコペーパー)

こちらは通販ではゆめ画材.comやamazon等で取り扱いがあります。実物を見たい方は世界堂やカワチ画材などの実店舗がある画材屋さんで確認されることをお勧めします。

色違いのグレーもあるようですので、より見やすく転写したい方はこちらも良いかもしれません。

筆圧が強すぎると転写後に水につけても消えない場合もあるので消えなくても問題ない色を選ぶことをおすすめします。

使い方は下から支持体、チャコペーパー、下図の順番に置き、下図をなぞっていきます。

このとき下図と支持体がずれないように重しやマスキングテープを使います。

しっかりとペンなどでなぞれば転写ができます。

転写した後は水分に注意して取り扱いましょう!

転写の後は墨やカラーペン等々で骨描きするなど…作業を楽にしてくれるチャコペーパーをぜひ活用してみてくださいね。

 

 

 

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