「黒鳥」作品解説

 

 

「黒鳥

  木製パネル、準雲肌麻紙、金粉、紅茶、胡粉、岩絵具、墨

F0(180×140mm)

モチーフはバレエの演目白鳥の湖に出てくる敵役の黒鳥オディールです。

物語の中で白鳥も悪魔に呪われているが、

黒鳥も悪魔に使役され、囚われている

鳥籠のようなイメージで制作しました。

悪魔の呪いで白鳥になった女王オデットは王子と恋に落ちます。

愛によって呪いを解くことができるかと思われますが

悪魔の娘の黒鳥オディールが王子を誘惑し邪魔をします

この2人を邪魔をするために黒鳥は王子を誘惑するわけですが、

このシーンの私の解釈の一部は

黒鳥オディールは父である悪魔にお人形のように使われている、というものです。

美しく妖艶で素晴らしい黒鳥のオディールは、父が悪魔であるからこそ羽ばたけないのではないか?

という考えから、楕円の中に黒鳥という構図で白鳥だけでなく

黒鳥も囚われているというテーマを表現しました。