「持たざる所有者」
木製パネル 雲肌麻紙 岩絵具、墨
A3
テーマは女性として生きること。
墨で描いた模様は社会の目、意識を表すとともに
子宮という器官への執着をあらわす。
子宮という器官は、しばしば「人の内臓」という見方ではなく
子供を作る器官という見方をされる。
それにより「内臓」の持ち主を透明化し、
その肉体までも子供を作る器官の付属品のように扱われることがある。
子供を作る器官の「入れ物」として「社会のもの」として。
この作品は本来の肉体の所有者が、本当に所有していると言えるのか?
という疑問から産まれた。
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