【アート入門-比較一覧表あり-】アートギャラリーと美術館って何が違うの?徹底比較してみました!

【アート入門】アートギャラリーと美術館の違い

こんにちは、日本画家の酢田こいちです。

今回は、アートギャラリーと美術館の違いについて

お話ししていきたいと思います。

 

美術館は行ったことがあるけれど、

アートギャラリーに入ったことがない方のほうが多いかと思います。

 

かくいう私も、日本画家として作家活動を本格的に始める前は

アートギャラリーって入場料いるのかな?

カジュアルな普段着で入ってもいいのかな?

まず入り方すらわからないし、

どういう場所かもわからないから美術館でいいや

そんな感じで避けていたような気がします。

 

少しずつ作家としての活動が増えて

ギャラリーの内側に入って、お客様をお迎えする立場になってくると

アートギャラリーに対して抱いていた

入る時の不安や、みるだけでもいいのかな?なんて気持ちを忘れて、

どうしても鑑賞する側の視点からは離れてしまいがちです。

 

そこで今回は、アートギャラリーに対して不安を持ったり、

得体が知れない場所だと感じていた時の自分を思い返しながら

美術館とアートギャラリーの違いを比べながら見ていこうと思います。

 

アートギャラリーに行ったことがない方も、行く予定の方も

なんとなく違いを知っていると

より楽しむことができるのではないでしょうか?

 

ちなみに、私は最近では多少なりとも歳を重ねたせいか

図太くなっていて、入ったことのないお店や

初めての場所にもあまり緊張しなくなってきました。

とはいえ、初めてお世話になるギャラリーで

自分の展覧会の初日なんかは

自分で驚くほど緊張したりしています。

またこれは緊張のジャンルが違うかも知れませんね。

それでは

アートギャラリーと美術館の違いを比較してみていきましょう!

 

美術館とは?

お先にご紹介するのは、

みなさまお馴染みの美術館についてです。

結論から先に言いますと、

美術館とは、形のある芸術作品を収集、保存、研究をする役割のある場所です。

また、基本的に私たちは芸術作品を鑑賞しに行く、見る場所です。

博物館の美術に特化したバージョンの施設とも言えるのではないでしょうか。

入場料も、もちろんありますね。

 

美術館といえば

大きなところでは国立国際美術館国立新美術館などが有名ですね。

たくさんの収蔵品や

国内外から集められた作品の企画展が行われたりなど

絵画などの美術品に関心のある多くの方が

有名な作品や、国内外の貴重なコレクションを鑑賞しようと来場しますね。

エンタメ性もありつつ、

歴史的な芸術文化の維持を担う大切な施設です。

 

美術館には、国立、県立のところや、企業や個人の建てた美術館があります。

国立美術館は基本的に建物自体も大きかったり、

頻繁に海外のコレクションが日本まで来たり、

企画展の広告があちこちにあったりします。

 

国立ではない企業や個人の美術館は、

必ずしも大きいわけではありません。

とても立派で回るのに苦労するような大きなところもあれば、

こぢんまりとして落ち着いたところもあり

収蔵されている作品もさまざまで、各自の色が出やすく

それぞれの特色も醍醐味の一つではないでしょうか。

 

アートギャラリーとは?

ひとつ前に、美術館とは

形のある芸術作品を収集、保存、研究をする役割のある場所であり、

基本的に私たちができることは、芸術作品を鑑賞しに行く、見る場所とお伝えしました。

そしてたいてい入場料がありますね。

 

では、アートギャラリーとはどんなところなのでしょうか?

アートギャラリーとは、芸術作品を買う場所です。

ですので、もちろん欲しいと思えばその場で購入できます。

 

芸術作品を「買うことができる」

そこに展示してあるものを自分で所有できる

というのが、美術館と比較すると大きく違う部分です。

また、ギャラリーとひと口に言っても

世界的に有名な作家の作品を取り扱っているところもあれば、

デビューしたての作家が発表しているところもあったりと

 

各ギャラリーによって

どんな作家の、どんな作品を取り扱っているかは大きく変わってきます。

 

運営形態も全て同じわけではなく

カフェやバーと併設しているところがあって

そう言ったところはワンドリンク制があったりなかったりと

少し注意が必要です。

 

入場料も、必要ない場合がほとんどですが、

必要なギャラリーもあったりするので、

もし行く予定がある方は事前のリサーチをしておくと安心かも知れません。

 

買う場所ではありますが、

買わなければいけない場所ではありません。

見るだけでも大丈夫です。

ふらっと入って鑑賞して、そのまま出て行っても

なんの問題もないところがほとんどです。

普通は押し売りもありません。

個人的には押し売りをして買われても全く嬉しくないです。

もしもっと知りたい、ギャラリーに行ってみたいけど不安という方は

アートギャラリーの入り方について

より詳しく書いた記事があるので、こちらをご参考になさってみてください。

馴染みがない方には未知の場所だとは思いますが、

入った瞬間とって食われるような恐ろしいところではないのでご安心ください。

投稿が見つかりません。

 

まとめ

まず、美術館とは芸術作品を見る場所であり、

基本的には、美術品の収集、保存、研究をするところです。

そして、アートギャラリーとは、芸術作品を買う場所です。

下に美術館とアートギャラリー比較表を作ってみましたので

よろしければご覧ください。

 

美術館とアートギャラリー比較表

今回お伝えした内容をまとめるとこのようになりました。

表にすると違うところがわかりやすいですね。

ぜひ参考にしてみてください。

それでは、素敵なアートライフを!

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